#006|ドメインってなに?
解説に入る前に、ドメインについて、これまで説明した内容をおさらいしてみましょう。
そのあと、IPアドレスとドメインの関係性についての説明をします。
ドメインについてのおさらい
以前、初期ドメインについて解説をしたときに少し説明をしましたが、改めてドメインがどのようなものだったかを
おさらいをしてみましょう。
手紙を出す時には住所を書きますが、インターネットでもホームページを見たり、メールを送るためには、
相手のサーバがインターネット上のどこにあるのかを特定する必要があります。
ドメインとは、インターネット上のどこにサーバがあるのかを指し示す住所のようなものでした。
今回は、もう少し詳しくドメインの仕組みについて解説をしていきます。
サーバを識別するための「IPアドレス」と「ドメイン」の関係
インターネット上のすべてのサーバには、IPアドレスという各サーバを識別するための数字が割り振られています。
インターネットを介して機器が通信をするときには、このIPアドレスを使って相手の場所を特定しています。
しかし、単なる数字のIPアドレスは人間にとっては覚えにくいので、理解しやすいドメイン名を
IPアドレスと関連付けて使っています。
ドメインやIPアドレスは、どちらもインターネット上のどこにサーバがあるかを指し示す役割を持っていますが、
一般的に、ホームページアドレス(URL)やメールアドレスには人間が理解しやすいドメイン名を使っています。
DNSは少し複雑な話になるので、今はドメインもIPアドレスもどこにサーバがあるかを指し示す役割を持っていて、ホームページアドレス(URL)やメールアドレスでは人間が理解しやすいドメイン名を主に使っている、と考えてもらえればいいと思います。
あと、関連する情報として、「サブドメイン」についても少しだけ説明します。
ドメインについてのまとめ
どのドメインも、インターネット上のどこにサーバがあるかを指し示すという役割は同じですが、
「有料」か「無料」か、「共用のドメイン」か「専用のドメイン」かなど、用途ごとに判別をしやすくするため
呼び名を変えています。
過去に説明した内容と重なる部分もありますが、初期ドメイン、独自ドメインそしてサブドメイン
について解説をします。
初期ドメイン
さくらのレンタルサーバにお申込みいただくと最初から使用できるドメイン名で、無料で使えます。
初期ドメインは、「○○.sakura.ne.jp」という形式での提供となります。
しかし、どんな書式でもいいわけではなく、「○○.sakura.ne.jp」の「○○」の部分は
次のような書式に合うように付けなくてはいけません。
◆ 初期ドメインの書式
- 半角英数字とハイフン(-)が使用できます。
- 3~16文字で設定してください。
- 数字のみの文字列、最初および末尾にハイフン(-)は使用できません。
「○○.sakura.ne.jp」の「sakura.ne.jp」の部分は変更することができません。
また、初期ドメインは「sakura.ne.jp」のサブドメインですので、複数のユーザと共用のドメインとなります。
なお、初期ドメインは変更できませんが、「さくらのサブドメイン」を使うことで独自ドメインを取得しなくても
複数のURLをご利用いただけます。
「○○.sakura.ne.jp」以外のサブドメインを割り当てたい場合は、下記のURLに詳細と設定手順を
掲載していますので、ご確認ください。
独自ドメイン
さくらインターネットでは、「初期ドメイン」や「さくらのサブドメイン」と区別するために
有料で取得できるドメイン名を「独自ドメイン」と呼んでいます。
独自ドメインは、初期ドメインとは違い、取得したユーザだけが利用できるため、
他のユーザに利用されることはありません。
また、独自ドメインでも、ドメインの前に好きな文字列を付けて、複数の「サブドメイン」を
作成することができます。
ご興味のある方は、下記URLに説明が記載されているのでご確認ください。
いっぱいあって少し頭がクラクラしてきました…。
あとは、無料で使えるドメインは「初期ドメイン」「さくらのサブドメイン」で、有料だけど自分だけが使えるドメインは「独自ドメイン」と覚えてもらえればいいかと思います。
この記事で紹介されたレンタルサーバを使ってみよう!