#007|ホームページを公開してみよう!
でも、FTPってなんですか?
FTPってなに?
FTP(エフ ティー ピー)は、File Transfer Protocol(ファイル トランスファー プロトコル)の略称で、
サーバとクライアント間でデータのやり取りをする際に使用するプロトコルのことです。
プロトコルとは、ひらたく言うと「コンピュータ同士が通信をするときの約束事」です。
通信をしたいコンピュータ同士は、このプロトコルで決められた手順や方法に従ってやり取りをします。
そうすることで、異なる通信機器やOSの種別に関係なく、データのやり取りができる仕組みになっています。
プロトコルを人間の世界に置き換えて考えてみると、もっと分かりやすいかもしれません。
例えば、イタリアに旅行に出かけて、空港からホテルまでの道のりが分からなかったので、係員にホテルの場所を
尋ねたとしましょう。
このとき、それぞれの母国語(日本語とイタリア語)では、お互いの言葉が分からないので意思の疎通ができませんが、
英語という共通の「言語」を使うことでコミュニケーションを取ることができます。
この例では、お互いが「英語」という共通の言語と「音声」という手段をもちいて、共通の取り決めに従い
情報のやり取りを行ったことでコミュニケーションが実現しています。
コンピュータ同士の通信においても同様で、お互いに意思の疎通がとれる手順や方法、つまり同じ「プロトコル」を
使用することで円滑な通信を実現しています。
また、言語にも日本語や英語、イタリア語、ドイツ語など、住む地域によってたくさんの種類があるように、
プロトコルにも役割によって様々な種類があります。
なかでもFTPは、サーバとクライアント間でファイルを転送するためのプロトコルで、主にサーバに
データをアップロードするときや、Webサイトからデータをダウンロードするときに使用します。
実際にFTPでファイルをアップロードしてみよう!
FTPを使用してサーバにファイルをアップロードするには、FTPクライアントを設定する必要があります。
ここでは例として、「FFFTP」というFTPクライアントを使用してみたいと思います。
「FFFTP」の設定方法や、アップロード方法については、以下のマニュアルで説明しています。
ちょっと確認ですが、トップページとなるインデックスファイルは作成しましたか?
なんでしょうか、それ??
それでは、簡単にインデックスファイルの説明をしましょう。
「Index of」が表示された場合の対処方法
さくらのレンタルサーバでは、ドメインにアクセスした際、参照したフォルダ内に
インデックスファイル(index.html など)が無い場合は、ファイルの一覧(Index of)を表示します。
インデックスファイルは特別なファイルで、ブラウザに入力したホームページアドレスにファイル名の指定がない場合は、
自動的にインデックスファイル(index.html など)を探すような仕組みになっています。
例えば、自分のホームページアドレス(URL)が、「http://example.com」だった場合、
インデックスファイルがあれば「http://example.com/index.html」と入力しなくてもトップページが表示されます。
まりなちゃんの場合、サーバにアップロードしたトップページのHTMLファイルが
「Halloween.html」というファイル名になっていたため、ファイル一覧が表示されたというわけです。
URLを入力すると、「Halloween.html」を自動的にトップページとして表示させるためには、
ファイル名を「Halloween.html」から「index.html」に変更して、ファイルをアップロードしなおす必要があります。
ファイル名を「Halloween.html」から「index.html」に変更して、ファイルをアップロードしなおしたら、ホームページアドレスを入力するだけでトップページが表示されるようになったのですが、画像が表示されません…。
今回は説明が長くなったので、次回、原因を調べてみましょう。
この記事で紹介されたレンタルサーバを使ってみよう!